日別: 2018年11月2日

腰痛、カイロ

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腰痛

腰痛(ようつう)とは、腰(こし)まわりに苦痛発赤などを感じる状態を指す言葉。


世界の腰痛事情。

地域で行政の施策カルチャーや暮らし、習慣が違っても腰の疾病の発症する割合はおおよそ同じである。

WHO世界保健機構の文書では以下のように記載されている。

「腰の疼痛の発症の頻度や有病率は、世界の至る所でほぼ一定である。

腰部(ようぶ)の疾病は、仕事を休業するりゆうのナンバーワン」。


姿勢による腰痛の予防。

腰(こし)の疾患の苦痛の原因は、姿勢にあると1976年のナッケムソンの指摘以降、欧州では職務中・炊事洗濯中などの予防がされている。


急性腰痛のガイドラインんでは…。

2004年のヨーロッパ委員会の腰部の痛み診療ガイドラインによれば、欧州での腰(こし)の病気の一生涯発症する割合は84%で、有病割合は23%である。


米国での腰痛事情。

米国アメリカにおいても、数多くの患者の腰の疾病は原因を定めることのできない原因不明の腰痛である。

このことについてナッケムソンは明快な学会の問題を指摘しています。

米国は腰の症状のために12ヶ月間に日本円に換算して1000億円以上が無駄に使われているとされています。


日本の腰痛事情。

わが国でも腰部の疼痛が有訴者率一番(もっとも多い症状)で、日本人の80%強が一生において腰の疾患を体験している。

多くの人は腰の疾患を主張してもエックス線やMRIで異常個所が見当らないような状況も多々あります。

要因が発見されたとしてもその箇所が腰部の痛みの要因でない事も普通にあり、腰部(ようぶ)の症状の人の80パーセントは要因部分の、特定することができない(非特異的腰痛)。

整体・カイロプラクティック
筋骨格系の腰痛と、それ以外の腰痛の割合。

腰部(ようぶ)の痛みを訴える患者のうち、骨折、感染症、がん、変性疾患など、原因の診断のはっきりしているものは15パーセントほどであり、それ以外の85パーセントほどは、原因箇所の分からない非特異的腰痛である。

エックス線やMRI異常部位が、見つかったとしてもその所見が即腰(こし)の疾患の原因とは限らない。


年配者の腰痛
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄は、年配者にはとてもありふれており、エックス線やMRIで、大方の高齢の方には見られるが、おおかたの場合は、それは腰部(ようぶ)の疼痛の要因ではありません。

それは、時々外科的処置する理由にされるが、その手術がうまくいっても結果的に腰の痛みが治ることは多くないのである。


緊張性腰痛(筋肉を原因とした、筋筋膜性腰痛)。

筋繊維に過剰なストレスが加わることで、筋肉繊維が緊張するために引きおこされる腰(こし)の疾患である。

異常なストレスを加えると、交感神経は通常優位になり興奮し緊張を加えられ、他の筋繊維などにも力が入る。

するとバランスをととのえようと腰の筋肉に負担が増大し、腰痛が出現する。


慢性腰痛。

腰部(ようぶ)の疾病が、3ヶ月以上継続するケースは慢性腰痛という。

不安や精神的なストレスなどの心因性因子の関りが大きい。

突然の腰部の症状から慢性的な腰部の痛みへの転換は、しばしばイアトロジェニックである。


イアトロジェニック病って?。

アメリカ人の死亡原因の三大原因の1つにイアトロジェニック病と言うものがあるそうです。

1位は心臓病、2位は悪性新生物そして3位がイアトロジェニック病です。

イアトロジェニック病というのは分かりやすく言いますと、医者の治療により引き起こされた死のことです。

医療のミスや薬、手術などが要因となる死のことです。


危険な腰痛。

危険性の高い腰痛の種類には、致死性の高い腹部大動脈瘤に加え大動脈解離、場合によっては致死性になる腎梗塞、急性膵炎、排尿と排便が難しくなるようなこともある馬尾症候群が考えられる。

注意を必要とする腰痛は、化膿性脊椎炎、結核性脊椎炎、椎間板炎、硬膜外膿瘍などの脊椎感染症や、多発性骨髄腫や癌の骨転移などの悪性新生物の骨病変などがある。


非特異的腰痛を来たしやすい要因。

心理的要因(人間関係への不満、不安、精神的ストレス、抑うつ)。

太りすぎ(BMI高値)。

妊娠後期(産後腰痛は軽減する)。

腰に力のかかる職業(重い物の運搬介護職業運転手)。

運動不足。

腰痛の男女の差は、そんなにない。

左右の脚長差は、あまり腰痛の原因になりません。


欧州の腰痛のガイドラインによれば…。

欧州におけるガイドラインでは、腰痛は、疾病でなく、症状であるといっている。

腰痛の原因は、腰部に過剰な負担のかかる体の使い方による椎間板・神経・腰椎などの障害、悪性新生物などの特異的疾患による障害、の2つである。


腰部に負担のかかる動作と腰痛。

腰部に過剰なストレスのかかる動作は、脊椎・腰椎・神経に異常な状態を発症させる。

整形外科医ナッケムソンは、腰痛の要因を腰部に過剰な負荷のかかる体の使い方とつきとめた。


危険な腰痛(レッドフラッグ)。

レッド・フラッグと言われる兆しがある場合は、大変な疾患があるかもしれないのでさらに検査を実施することが必要である。


深刻な疾病があれば、急いで処置が必要だったり、特殊な治療を要する可能性があります。

しかしだからと言って、レッド・フラッグの兆しが見られるからと言って、絶対に危険な病気があると限らない。

重大な疾患がある可能性があるというだけで、レッドフラッグをもつおおくの患者は、危険な、疾患を持っていない。

レッド・フラッグのサインが全く無ければ、症状が現れてのち4週間以内に、画像診断検査をしたり、臨床検査を行うことは、有用でないと示されている。

根拠根拠多くのレッド・フラッグの有用性は、ガイドラインからは、あまり支持されない。

骨の折れた部分を探しだすための良い手がかりは、高齢の方は年齢、ステロイドホルモンの使用、皮膚に跡を残すようなひどい怪我などである。

がんを見つけ出す方法の最も良い手がかりは、患者の病歴である。

その他の要因を排除できるのであれば、非特異的な腰痛を持つ人は、通常は、要因を明確に特定することをしなくても対症的に治療される。

鬱や薬物濫用など、判断を複雑にする要因をはっきりさせる取り組みや、保険の支払いに関する議論は、役に立つ場合がある。


日本での腰痛のガイドライン。

日本の指針では、後述の様態を危険サインとしている。

※腰痛の発症する
年齢が20歳より下または50歳以上。

※時間帯や
動作に関係無い腰痛。

※胸部痛

※癌、
ステロイド治療、エイズ感染の既往。

※栄養失調

※体重減少

※広い部位に
わたる神経症状。

※構築性脊柱変形(円背など)

※発熱


検査。

レッド・フラッグの症状が見受けられるケースや、良くならない神経学的な兆候が継続する事例や、悪化する痛みがある場合には、画像検査を行うのが好ましい。

特に、がんや感染や馬尾症候群が疑われるケースでは、直ちにMRIまたはCTの検査を受けることが望ましい。

椎間板の損傷を見つけるのには、CTよりMRIの方が少々勝っている。

脊柱管狭窄症を判断するには、両方とも有用である。

また2、3の身体的な検査が有益である。

椎間板ヘルニアでは、多くの患者で下肢伸展挙上検査が陽性となります。

腰部の椎間板造影は、重大な腰部の痛みが持続する時に、症状の元の原因になる椎間板の障害部位を見いだす効果的です。

同じ様に神経への麻酔の注射(神経ブロック)的な治療的手技が、要因の部分を発見することを目的で用いられることがあります。

前述のように椎間関節への注射、変形硬膜外注射、仙腸関節への注射を、決定診断する目的で検査として利用することを支持する医学的証拠医学的証拠ある。

それ以外の身体的検査、例を上げれば側彎症の身体検査、筋力低下の筋力検査、神経反射の低下の検査などは、ほとんど使用されない。

腰部痛の訴えは、病人が、病院を訪れる最も多い理由のうちの一つである。

ほとんどの腰の症状は、2、3週間ほどしか持続せずに、ひとりでに消え去るように見える。

医学会の提言では、既往歴と診察結果が、腰の痛みの要因部位となるある特定の障害の存在を暗示しないのであるならば,エックス線写真やCT検査やMRI画像検査いらないのである。

患者さんは、CT検査やMRIによる画像検査を期待する時もあるが、レッドフラッグの症候が認められないようであれば、そうした検査は不必要である。

単なる手続きとしての画像検査は、経費がかかり、病気を改善させる効果の無い外科手術を受ける可能性が強くなり、 身体に浴びるエックス線が体の細胞に悪い効果をもたらす。

腰の痛みの要因を決定できるのは、画像診断検査の1%以下でしかない。

画像検査は、腰痛の症状と関係性の無い異常部位を見つけて、不要な別の検査を加えて受けるように患者をうながし、患者さんを不安にする。

しかし、そうは言うものの、米国のメディケアのデータによれば、1994年から2006年までの12年間に、腰のMRI検査の検査を受けた回数は、300%以上、増大した。

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